治療実例

INSTANCE

20年以上苦しんでいた、交通事故後の首こりへのカテーテル治療実例

男性 / 50代 / 東京都在住 /

受診までの経過SIGN AND SYMPTOM

首コリや首の奥の方の不快感、それによる頭痛や吐き気等で苦しんでらっしゃる方はたくさんいらっしゃいます。今回紹介したいのは、交通事故がきっかけで首こりが生じ、頭痛薬が手放せなくなってしまった50代の男性の患者さんです。

もともと非常にアクティブで、いろいろなスポーツにも挑戦するような方でした。20代の時に交通事故に遭い、それ以来、首を回すことができない、首や肩がこる、コリがひどくなると頭痛がつらくなる、などの症状がありました。

特に40代になると頭痛薬が手放せなくなり、また首を回して振り返ることができずに、振り向くときは体ごと回すようになっていました。また絶えず首の奥に痛みを伴う嫌な感覚があり、非常に気持ち悪いような感覚とともに吐き気がすることがありました。

このような症状は、もう一生付き合っていくしかないと思っていたのですが、テレビ番組をきっかけにモヤモヤ血管に対するカテーテル治療のことを知り、当院を受診されました。

治療時の所見FINDINGS

診察時には明らかに左側の頚部にドプラ信号(エコーの検査で血管の信号)が増強していることがわかり、血管が増えていることが強く疑われました。異常な血管による首こりであることが予想され、ご本人も長く症状が辛いため少しでも良くないならと言うことで首こりのカテーテル治療を行いました。

カテーテル治療の最中は、普段の違和感がある場所に温かさを感じました。実際の映像でも異常な血管が痛みのある骨の周りや筋膜周囲にできているのがわかりました。またそれらの血管を安全に塞ぐための粒子を投与して治療を終えています。

治療後の経過FOLLOWING THERAPY

治療を終えて帰るころには、左右にだいぶ首が回せるようになったと驚いていました。治療の1か月後に来院された際は、交通事故以来、首の奥にずっと感じていた嫌な痛みがなくなったとおっしゃってくださいました。また、普通であれば頭痛薬が手放せなかったのが、1か月、2か月と経過しても全く使わなくても済むようになっています。「思い切ってこの治療を受けようと決心してよかった」と喜んでくださいました。

現在は治療から1年半が経過しますが、大きなぶり返しはなく、あれだけ長く苦しんでいたのに、以前のつらさはどういうのだったか思い出すのが難しいと話してくれています。友人にも「最近、笑顔でいつもニコニコしているね」と声をかけられることが増え、首こりで表情まで変わっていたのを改めて実感したと話してくださいました。

以上、重度の首コリへのカテーテル治療実例を紹介しました。

首こりは病院でも相手にしてもらえず、あきらめている方もいるかもしれませんが、ぜひ異常な血管が関与している場合、症状が改善する可能性がありますので、困っていらっしゃる方は、一度専門の医療機関で検査を受けてみることを検討してみてください。