治療実例

INSTANCE

バスケットボールができない!右のすねの痛み! シンスプリントの症例

女性 / 30代 / 東京都在住 /

受診までの経過SIGN AND SYMPTOM

シンスプリントは、脛骨の下方のに痛みがでる病気で、脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん)とも言われます。今回はバスケットボールをよくする女性に起こったすねの痛みの症例です。

小さい頃からバスケットボールをするのが大好きで、社会人になってからも社会人チームに入り週3回練習を行なっていました。半年前から練習中、右の下腿(膝と足関節の間)の痛みを、練習の後半にかけて自覚するようになりました。3ヶ月前から痛みがさらに強くなり、練習に参加することが難しくなり、近くの整形外科を受診。レントゲンを撮影したところ、「骨には問題がなし」、安静を指示されました。1ヶ月程練習を中止し、安静にしていましたが、良くならないため、当院を受診されました。

診察上、疼痛部位は右脛骨の下方に認め、シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん)が疑われました。
MRIでは右脛骨の前面の中央からやや遠位部、疼痛部位に一致して、STIRという画像で信号が高くなっていました。その結果から、血管が増えていることが疑われました。

MRIの結果から、疼痛部位には炎症が起きており、血管が増えていることが予想されました。スポーツをよくされ、負担の大きい部分であったので、カテーテル治療を受けることになりました。

治療時の所見FINDINGS

痛みがある部位までカテーテルの細い管を進めて、治療薬を投与しました。
MRIの所見と一致した部位に血管が増えていることが疑われました。

治療後の経過FOLLOWING THERAPY

治療後2週間程度は練習を休みました。痛みが徐々に軽快し、1ヶ月目には練習だけでなく、試合にフル出場できるほどに回復しました。その後の外来でも痛みの再発はなく、コンディショニングなどを受けながら筋肉の使い方も改善させ、3か月を過ぎた時点で順調な経過だったため診療を終えています。





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