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オスグッド病後の長引く右膝の痛みに、カテーテル治療が有効だった治療実例

男性 / 20代 / 東京在住 / 会社員

受診までの経過SIGN AND SYMPTOM

今回ご紹介するのは、趣味でバスケットボールやジョギングをされている20代の方の症例です。9年前の中学2年生の時にバスケットボールで右膝を痛め、整形外科で「オスグッド・シュラッター病」と診断されていました。その後も大学までスポーツを続けていらっしゃいましたが、冬や梅雨など寒い時期になると膝の下(かつてオスグッドで痛めたのと同じ箇所)が痛む状態が長年続いていました。

最近になって痛みが再燃して持続するようになり、朝や寒冷時に押すと痛い、長時間の立ち仕事や階段の上り下りでも症状が悪化するようになりました。他院の整形外科を受診してレントゲンやMRI検査を受けたものの「異常なし」と言われ、ブロック注射などで様子を見てこられました。しかし根本的な改善には至らず、YouTubeで当院を知りご相談にいらっしゃいました。

治療時の所見FINDINGS

当院での初診時に超音波(エコー)検査を行ったところ、痛みの原因となっている右膝の膝蓋腱の付着部(お皿の下の部分)に、異常な血流信号、すなわち炎症を引き起こす「モヤモヤ血管」ができていることが確認されました。
後日、患者さんにお持ちいただいたMRI画像も詳しく評価し、オスグッド病後の変化に伴う慢性的な痛みとして、カテーテル治療を提案しました。

過去のスポーツのケガ(オスグッド病など)がきっかけで、その周囲にモヤモヤ血管が長期間居座ってしまい、大人になっても慢性的な痛みが続くケースは珍しくありません。足の付け根から非常に細いカテーテルを挿入し、右膝の異常な血管に直接お薬を注入して塞ぐ治療を行いました。

治療後の経過FOLLOWING THERAPY

治療後、一時的に運動後に膝がむくむような違和感や重だるさがありましたが、これは治療に伴う一時的な反応であり、時間経過とともに徐々に改善していきました。
カテーテル治療から約1ヶ月後には痛みが目に見えて軽減し、4〜5kmのジョギングやバスケットボールに復帰されました。気になっていたジャンプの着地でも痛みが出なくなりました。

さらに、理学療法士によるコンディショニング(リハビリ)も受けていただき、膝への衝撃を減らすための股関節のストレッチや、身体の使い方の指導を行いました。治療から半年が経過する頃には「日常生活での支障は全くない」「怪我前の8〜9割の強度で運動しても痛みが出ない」と、非常に良好な回復を見せています。

子どもの頃のスポーツ障害が原因で、大人になっても長引く膝の痛みに悩まされている方は多くいらっしゃいます。レントゲンやMRIで「異常がない」と言われても痛みが続く場合、モヤモヤ血管が関与している可能性が高いため、ぜひ一度カテーテル治療を検討することをおすすめします。





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