治療実例
INSTANCE毎朝の最初の一歩が怖い、立ち仕事とウォーキングで悪化した足底腱膜炎に効果のあった動注治療の症例
男性 / 50代 / 横浜市在住 / 接客業
受診までの経過SIGN AND SYMPTOM
店舗経営をされており、毎日お店で長時間の立ち仕事をされている患者さんです。
当院を受診される8〜9ヶ月ほど前から、特に思い当たる怪我やきっかけもなく、左のかかと付近に痛みを自覚するようになりました。
「朝起きて布団から出て、床に足をついた最初の一歩目」に鋭い痛みが走るという、足底腱膜炎に典型的な症状がありました。
健康のために日課としていたウォーキングや、毎日の長時間の立ち仕事により、知らず知らずのうちにかかとへの負担が蓄積していたと考えられます。以前よりは少し痛みのピークは越えていたものの、仕事を休むわけにはいかず、かかとの痛みを抱えながら毎日お店に立ち続けていました。
痛みが出始めた当初は近くの整形外科を受診したものの、湿布を処方されるのみで根本的な改善には至りませんでした。ご自身でもなんとかしようと、インターネットで調べてふくらはぎや足裏のストレッチを毎日試したり、靴にクッション性の高いインソール(中敷き)を買って入れてみたりと、様々な自己ケアを懸命に続けられていました。
以前よりは少し痛みのピークは越えていたものの、完全に痛みが引くことはありませんでした。お店を休むわけにはいかず、かかとの痛みを我慢しながら毎日立ち仕事を続けており、「このまま治らず、一生この痛みに怯えながら仕事を続けなければならないのだろうか…」と、今後の生活に対する強い不安を抱えていたそうです。
そんな折、ご自身のスマートフォンでInstagramを見ていたところ、足底腱膜炎の長引く痛みの原因(モヤモヤ血管)や当院の治療法について解説している投稿を偶然目にされ「ここなら自分の痛みを根本から治せるかもしれない」と希望を持ち、当院を受診されました。
治療時の所見FINDINGS
当院受診時の超音波検査(エコー)では、左足裏の足底腱膜に肥厚(分厚くなっている状態)が確認されました。足底腱膜は通常2〜3mm程度の薄い膜ですが、立ち仕事やウォーキングなどによる繰り返しの負担でかかとに微小なダメージが蓄積し、炎症を起こして分厚くなってしまっている状態でした。
炎症を改善するため足底腱膜炎の動注治療を提案し治療しました。
治療後の経過FOLLOWING THERAPY
治療後、一番辛かった痛みのピークは無事に軽減されましたが、毎日長時間お店に立つというお仕事の環境を考慮し、痛みをぶり返さないよう治療計画を立てて進めています。
具体的には、単なる市販品ではなく、専門家に見てもらいご自身の足の状態にぴったりと合った靴のインソール(中敷き)を作成し、立ち仕事によるかかとへの衝撃を物理的に和らげるようにしました。
さらに、理学療法士による足底腱膜やふくらはぎの柔軟性を保つリハビリを行うとともに、足に負担をかけにくい「正しい体の使い方」も指導するなど、様々な方向からのアプローチで根本的な改善を目指しています。
足底腱膜炎による長引く痛みは、痛みを我慢しながら自己流のセルフケアを続けるだけでは、なかなか改善しないことが多くあります。まずは痛みの本当の原因である「モヤモヤ血管」の存在をしっかりと見極め、ご自身の生活背景に合わせた専門的な治療と正しいケアを組み合わせていくことが大切です。
かかとの痛みで困っている方は一度ご相談ください。



