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重度の両手のドケルバン腱鞘炎。動注治療とカテーテル治療、鉄分補充と多角的なアプローチで日常生活の質を改善した症例

女性 / 50代 / 千葉県在住 / 主婦

受診までの経過SIGN AND SYMPTOM

手の痛みや腱鞘炎は、「加齢によるものだからしょうがないです」と言われてしまうことが少なくありません。ですが、実際は年齢だけでは説明できない強い痛みが続き、仕事や家事に支障が出てしまう方も多くいらっしゃいます。今回ご紹介する患者さんもその一人です。

患者さんは元々1日8時間キッチンに立つなど家事による負担から腱鞘炎を発症し、さらに下半身麻痺になった35kgの大型犬の介護が重なり、手に大きな負担がかかる日々を送っていました。4年前に親指のつけ根の痛みで整形外科を受診した際は「加齢によるもの」と診断され、なるべく手を使わないようにと言われたそうです。

しかし、その後も症状は改善せず、痛みは親指だけでなく手首のほうまで広がり、洗濯物を干す、掃除機をかける、買い物袋を持つなど何気ない日常生活内の動きさえ強い痛みが走り、支障が起きていました。もう一度近くの整形外科を受診すると右手は「ドケルバン病」と診断されましたが、左手は明確な診断がつきませんでした。過去に疼痛治療のためのステロイド注射治療を2回受けていましたが、痛みが完全に改善しないため、根本的な治療を求めて当院に来院されました。

治療時の所見FINDINGS

エコー検査にて、右手首および左手関節部に炎症と異常な血管(モヤモヤ血管)を確認しました。特に右手はドケルバン腱鞘炎が強く腫れも目立っていました。左右ともに痛みがあるものの、右側の痛みがより強く手を大きく動かそうとすると激しく痛みが増してしまうため、日常の動作にも大きな負担がかかっていました。

炎症が非常に強かったため、まずは両手に動注治療を行いました。しかし、初回治療後は痛みの改善がみられず、逆に痛みが強く出ることがありました。これは炎症が極めて強く、お薬が異常な血管のすみずみまで届ききっていない可能性が考えられたため、より直接的にアプローチできるカテーテル治療をご提案し治療しました。

また、血液検査の結果、体の回復に必要な栄養素である鉄とビタミンDが不足していることが判明したため、サプリメントでの補給をご提案しました。炎症を抑えて治りやすい体を作るために、タンパク質は食事でしっかりとるようおすすめしました。

治療後の経過FOLLOWING THERAPY

初回の動注治療後すぐの時点では、痛みが100から90程度に減るにとどまりましたが、患者さんの症状に合わせカテーテル治療と複数回の動注治療を組み合わせて重ねていくことで、症状は段階的に大きく改善へと向かいました。

治療前は「靴下も履けない」「就寝前に本を持てない」強い痛みでしたが、現在は痛みが半分程度にまで減っています。完全に痛みがなくなったわけではありませんが、「新品の瓶のフタは開けられないけれど、靴下は問題なく履けるようになった」と、ご本人も具体的な改善を実感されています。

日常生活での困難は大きく減少し、「痛みが改善し日常生活が楽になる」という目標に確実に近づいています。

年末年始の引っ越しなど、手を使う忙しい時期に合わせて動注治療を追加するなど、患者さんのライフスタイルに寄り添いながら、引き続き生活の質(QOL)を保つための治療を行っています。





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