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20年来の激痛で会社を休む事態に…「座るより立つ方が楽」なほど重度な腰痛を抱える50代技術者へのカテーテル治療

男性 / 50代 / 山梨在住 / 金型職人

受診までの経過SIGN AND SYMPTOM

今回は、20年以上続く慢性的な腰痛と肩こりに悩まされ、ついに激痛で会社を休まざるを得なくなってしまった50代男性の患者さんです。
患者さんは工場のトップ技術者として、日々金型の製作や研磨作業に従事されています。仕事柄、中腰の姿勢になったり、立ったり座ったりを繰り返すことが多く、長年にわたって腰に大きな負担をかけ続けてこられました。 30歳の頃から腰痛が始まり、病院へ行っても「異常はない」と言われ、基本的には何も治療をしてもらえないまま、半分諦めて騙し騙し仕事を続けていたそうです。
しかし最近になり、症状は急激に悪化しました。重い物を持った翌朝には激しい痛みで動けなくなり、先月はついに強い腰痛が原因で会社を2回も休んでしまいました。責任ある立場として日々真摯に仕事に向き合われている患者さんにとって、仕事を休まざるを得ない状況は精神的にも非常に辛かったことと思います。

日常生活にも深刻な支障が出ていました。朝の起床時や洗顔で前屈みになる時だけでなく、車の運転中にも強い痛みが出ます。特に座っている姿勢は腰への圧迫感が強まり、「いっそ立っているほうが楽だ」と感じるほど、座り続けることが苦痛な状態にまで陥っていました。長引く痛みに耐えかねて、当院を受診されました。

治療時の所見FINDINGS

診察と併せて、痛みの本当の原因を特定するために「造影剤を使ったMRI検査」を行いました。一般的なレントゲンなどでは異常が見つかりにくいのですが、この特殊なMRIを撮ることで、隠れていた腰痛の原因がはっきりと見えてきます。
検査の結果、腰の骨同士を連結している「椎間関節(ついかんかんせつ)」の近くや、腰の外側寄りの筋膜に、痛みの原因となる「モヤモヤ血管(異常な新生血管)」が濃く写し出されました。

患者さんが「痛い」とおっしゃる場所と、この異常血管がある場所が完全に一致していました。 長年の中腰姿勢や、腰をひねる動作の繰り返しによって腰回りに過度な負担がかかり、その微細な損傷の修復過程で異常な血管と神経が一緒に増殖してしまい、それが長引く激痛の原因になっていたと考えられます。

また、この方は20年来のひどい肩こりも併発されていました。まずは体の表面に近い肩こりに対して「動注治療(局所麻酔をして細い針から薬剤を流す治療)」を行ったところ、1週間もしないうちに肩こりが劇的に消失しました。 この良い結果も踏まえ、体の深い場所にある腰のモヤモヤ血管に対しては、足の付け根(鼠蹊部)から極細のチューブを入れるカテーテル治療を行うことになりました。
治療は局所麻酔で行い、点滴の針のような小さな傷しかつかないため、当日に歩いて帰宅できる日帰り治療です。

治療後の経過FOLLOWING THERAPY

効果はしっかりと現れました。カテーテル治療後、あれほど日常的に患者さんを苦しめていた腰の強い痛みが劇的に改善し、重い痛みを感じることがなくなりました。 「座っているのも辛い」と悩まされていた運転時の痛みや、前屈みになった際の痛みも和らぎ、現在は問題なく会社に出勤されています。

長年「治りようがない」と諦めかけていた患者さんにとって、改善の兆しが見え、痛みのない日常を取り戻せたことは非常に大きな喜びだったと思います。

腰痛は、治療後にまた同じように負担をかけ続けると再発するリスクもあります。そのため当院では、治療で痛みが取れた後に、理学療法士による正しい体の使い方の指導(コンディショニング)を取り入れ、再発防止のサポートも行っています。

「年のせいだ」「職業病だから仕方ない」と諦めている長引く腰痛の陰には、このモヤモヤ血管が隠れていることが多々あります。同じように重度の腰痛でお困りの方は、ぜひ一度専門の医療機関にご相談ください。





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