治療実例

INSTANCE

「いっそ切除してしまいたい」とまで思った乳房の痛みから解放された症例

女性 / 50代 / 埼玉県在住 / 会社員

受診までの経過SIGN AND SYMPTOM

患者さんは5~6年前から胸の痛みに違和感がありました。はじめは月経前に軽い痛みが出る程度でしたが、時間を重ねるにつれて症状は悪化し、胸全体の張りや熱をもった症状が続き次第に24時間続くチクチク・キリキリとした痛みへと変わっていきました。

うつ伏せに寝ることもできず、階段を降りるときや少し体を下に向けることもキリキリとした痛みがつきまとい、気がつくと無意識に胸をかばって生活していました。

婦人科や乳腺外科をたくさん受診しましたが「悪性ではない」「乳腺症でしょう」と説明を受けるものの、具体的な治療法はなくPMSに効く強めの痛み止めを服用しながら痛みと共存する生活が続いていました。

薬の効果はなく痛みが続く毎日で終わりが見えなかったため、患者さんは一時期、

「いっそのこと胸を切除してしまった方が楽になるのではないか」

と考え、美容整形や乳房切除に関するサイトを調べたこともあったといいます。それほどまでに、この24時間続く痛みは精神的にも患者さんを追い詰めていました。

実は患者さんは以前、テレビ番組で奥野祐次総院長の長引く痛みの原因「モヤモヤ血管」を見ていました。その後、奥野先生の著書も購入し「夫の膝の痛みに効くのではないか」
と、ご夫婦で話していたそうです。

しかし当時は、まさか自分自身が乳房の痛みでその治療を受けることになるとは思ってもいなかったと振り返ります。

その後も続く乳房の痛みに悩みながらインターネットで調べていく中で、オクノクリニックに掲載されていた乳腺症とモヤモヤ血管の治療実例を目にしました。
「長引く痛みの原因が、乳房にも関係しているのかもしれない」と思い来院されました。

治療時の所見FINDINGS

当院でMRI検査を行ったところ、乳房周囲に異常血管「モヤモヤ血管」が確認されました。痛みのカテーテル治療を提案しました。

治療は局所麻酔下で行い、所要時間は約20分程度。入院は不要で、身体への負担が少ない低侵襲治療です。

治療後の経過FOLLOWING THERAPY

「不安よりもこの24時間続く痛みが消えるかもしれないという期待の方が大きかったです。治療の日が近づくにつれて、久しぶりにワクワクした気持ちで待っていました」と患者さんは治療法があることに本当に助けられたと話されました。

薬を投与した治療後すぐ、患者さんは驚くほど早い変化を実感しました。あのチクチク、キリキリした痛みが消えていることに気づいた瞬間、思わず胸に手を当てました。「あ、本当に痛くない」ウソみたいにチクチク・キリキリとした痛みがなくなったそうです。

その後も痛みの再発はなく、うつ伏せで寝ることもでき、走ったり、階段を降りたりと日常生活で胸を意識することがなくなったと明るい声で話していただきました。

乳腺症による痛みは、命に関わる病気ではないとしても、生活を大きく制限し、心まで疲弊させる痛みです。「仕方がない」「我慢するしかない」と諦めてしまう方も少なくありません。

しかし、原因となるモヤモヤ血管に直接アプローチすることで、改善が期待できるケースがあります。同じように長年の乳房の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。





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