治療実例

INSTANCE

10年以上続いた慢性副鼻腔炎に対してカテーテル治療が有効であった症例

男性 / 30代 / 東京都在住 / 会社員

受診までの経過SIGN AND SYMPTOM

副鼻腔炎の症状が改善せずに、長期にわたって辛い症状に悩まされる方がいらっしゃいます。
今回紹介したいのは、10年以上にわたる慢性的な副鼻腔炎に悩まされていたものの、カテーテル治療という最新の治療法で症状が改善した方です。

1年以上の抗生剤(クラリス)服用でも改善しない状態でした。家族から指摘されるほどの強い口臭があり、また鼻づまり感、ひどい後鼻漏(鼻水がのどに垂れ込む)、しつこい咳と痰、頭痛などに悩まされていました。また、睡眠時も激しいいびきがあり、深い睡眠がとれていなかったようです。
医師からは「慢性副鼻腔炎」と診断され、手術を勧められましたが、手術をしても再発の可能性もあるとのネットで調べて、手術には踏み切れず、日常生活にも大きな支障をきたしていたそうです。

そんな中で、副鼻腔炎への新しい治療法があると聞き、オクノクリニックを受診されました。

治療時の所見FINDINGS

従来の治療では改善が見られなかったため、この方は カテーテルを用いた新しい治療法 を選択しました。この治療法では、副鼻腔炎の炎症を悪化させる 新生血管を塞栓 することで、慢性炎症を抑えることを目的としています。
カテーテルを用いた治療は、局所麻酔で行われるため 痛みが少なく、体への負担も軽い というメリットがあります。下記の画像が実際に治療中に撮影した血管の様子です。
炎症によって増えた異常な血管が、治療によって減っていることがわかります。

治療後の経過FOLLOWING THERAPY

治療から1か月後の外来では、鼻詰まりの改善 により嗅覚が回復したこと、家族からの口臭や鼻息の指摘がなくなったこと、頭痛の頻度が減り、仕事の集中力が向上したことなどを話してくださいました。

その後、半年以上が経過していますが、痰や後鼻漏も感じなくなり、治療を検討してよかったと話してくださっています。
10年以上も改善が見られなかった慢性副鼻腔炎に対して、カテーテル治療が有効であった症例をご紹介しました。手術に対する不安がある方や、従来の治療で十分な効果を得られなかった方にとって、この カテーテル治療は新たな選択肢となる可能性があります。
慢性副鼻腔炎による生活の質の低下に悩んでいる方は、一度医師に相談し、新しい治療法について検討してみることをおすすめします。





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