治療実例
INSTANCE人工関節が必要といわれた股関節の痛みに効果的だったカテーテル治療
女性 / 50代 / 兵庫県在住 / 会社員
受診までの経過SIGN AND SYMPTOM
今回ご紹介したいのは骨の変形と痛みで人工関節の手術が必要と言われた女性です。しかし人工股関節の手術をすることなく、カテーテル治療で痛みを改善した症例になります。
約2年前から長時間の飛行機移動の際、左股関節に強い痛みを感じるようになりました。股関節の痛みは、日常生活に大きな影響を与えるようになりました。
好きだったヨガもできなくなり、歩くことさえ痛みを伴い、外出もおっくうに感じるほどでした。
整形外科で診察を受けたところ、骨の変形が進行しており、人工関節の手術が必要だと診断されました。MRI検査では、股関節の変形が進行し骨髄浮腫が認められました。
ステロイド注射で一時的に痛みは和らぎましたが、症状はぶり返し痛みもひどくなる一方でした。長期の入院が難しく、なんとか手術を避けたいと思っていた時にホームページで当院を知り受診されました。
治療時の所見FINDINGS
診察したところ痛みを感じる股関節の部位にモヤモヤ血管が認められました。直接、痛みの箇所に薬を流し込み治療時間は1時間程度で終了しました。
治療後の経過FOLLOWING THERAPY
治療から1ヶ月後、海外旅行に出かけることができ以前よりも明らかに痛みが軽減していることを実感しました。旅行中も痛みがほとんどなく、長時間歩き回ることができたことに驚きを感じました。
帰国後も痛みはさらに軽減し、階段の昇り降り時に少し痛みを感じるものの、それ以外の日常生活では痛みがなく、快適に過ごせるようになりました。特に、しゃがみ込む動作が問題なくできるようになったことがうれしいです。
手術を避けたいと考える人にとって、痛みのカテーテル治療が有効な選択肢となりました。