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10年以上慢性前立腺炎の不快感で悩んでいた男性に有効だった痛みのカテーテル治療

男性 / 70代 / 大阪府在住 /

受診までの経過SIGN AND SYMPTOM

慢性前立腺炎はあまり知られていない病気ですが、男性の10~15%が罹患していると推定されています。特に35~50歳の男性に多く見られるこの病気は、根本的な治療法がなく苦しんでいる方が少なくありません。

今回ご紹介するのは、10年以上慢性前立腺炎に苦しんでいた男性の症例です。長年にわたり病院で処方された抗生物質を服用していましたが、効果が感じられず、改善の兆しも見えないままでした。
前立腺の痛みというよりも、不快感が強く、特に排尿時の不快感が悩みでした。作業をするため長時間座ったり、自転車に乗ることができないほどつらい状態でした。

治療時の所見FINDINGS

MRIで造影剤を使用し前立腺の状態を確認したところ、まだらに染まる所見が見られました。前立腺炎のカテーテル治療を提案し治療をしました。

治療後の経過FOLLOWING THERAPY

治療直後は痛みや不快感の減少を感じませんでしたが1週間後には不快感が減り、痛みが少なくなったことを実感しました。特に排尿時の不快感が軽減し、症状の改善を明確に感じるようになりました。

1か月後にはさらに症状がよくなり、長時間座っていても作業に集中できるようになりました。完全に痛みがなくなったわけではありませんが、2年経過した現在でも長時間座ったときの圧迫感や不快感が大幅に軽減されています。長年、ただただ不快で治療ができなかった症状が、カテーテル治療によって劇的に改善したと感じています。





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