治療実例

INSTANCE

湿布や注射で全く改善しなかった五十肩の症例

男性 / 50代 / 千葉県在住 / 内科医

受診までの経過SIGN AND SYMPTOM

「五十肩なので、放っておけば治りますよ」
お医者さんからそう言われたけれど、一向に良くならない。。。

そのような体験をしている人もいるかもしれませんね。

今回紹介する患者さんもまさにそのような経過で来院されました。

50代の男性で、都内の病院に勤務している内科のドクターです。
ご自身が糖尿病を患っております。

10か月前にとくに思い当たるきっかけはなく、左肩に痛みが生じました。
だんだん痛みが強くなり、夜寝ているときも痛みで起きてしまうようになります。

ご自身の勤めている病院の整形外科でリハビリなどを勧められ受けましたが一向に良くなりません。

また湿布や、関節への注射(ヒアルロン酸5回、ステロイド5回)をしましたが、効果なし。

トラマールという麻薬系の痛み止めで何とか眠りにつくという状態が続いていました。

MRIを撮影してみると、腱板断裂はありませんでした(青い矢印のところ)が、肩の前の方(専門的には「腱板疎部(けんばんそぶ)」と呼ばれる場所、)がMRIで白くなっており(赤線で囲った部分)、肩関節周囲炎(通称五十肩)であることが判明しました。

しかし治療方針は変わらず、とにかくよくなるのを待つのみでした。

10か月経過して改善しないため、主治医の先生からは関節鏡の手術を勧められます。
しかし、ご自身が内科での勤務を休めない(胃カメラの検査をする専門であったため、手術のために入院することを希望していませんでした)。

このため、知人のドクターの紹介で運動器カテーテル治療を知り来院されました。

治療時の所見FINDINGS

運動器カテーテル治療を受けられました。

治療の際はやはり肩に「もやもや血管」がありました。
(下の図を参照)

特にもやもや血管があったのが、肩の前面や上方、わきの下、二の腕の上のあたりでした。
それらを細かく治療し、特に副作用はなく終えています。

下の図は治療時の血管撮影の写真です(黒く映っているのが血管)

治療後の経過FOLLOWING THERAPY

治療後、まず喜んでいただけたのは、夜寝ているときの痛みがなくなったこと。
治療の2日後から夜の痛みで起きることはなくなったとおっしゃっていました。

また、治療前はズボンの後ろのポケットに手が回らなかったのですが、治療後に帰宅されるころには、少し改善し後ろポケットに手が届くようになり驚いておりました。

肩を動かすときの痛みも徐々に改善し(2週間後くらいから)、治療1か月後には日常生活での痛みはほとんどなくなっていました。

ちょうどそのころに撮影したMRIでは、治療前と比較して水が溜まっている部分(MRIで白く映り、赤線で囲った部分)が改善している(白い部分が減っている)のがわかります。

この方は無事に入院や手術などをせずに仕事にも復帰され、いまでもお会いするたびに感謝の言葉をいただいています。

このように、運動器カテーテル治療は「注射したけど効かなかった」という人の有望な治療となることがわかります。

五十肩の痛み、特に寝ていても痛いなどの激しい症状の方は一度ご相談ください。

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