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原因不明と言われ続けた膣の痛み。誘発性膣前庭痛へのカテーテル治療の症例

女性 / 30代 / 東京都在住 /

受診までの経過SIGN AND SYMPTOM

膣のかゆみや違和感、性交痛に悩み産婦人科に行っても原因不明とされるケースも多く診断されにくい症状が誘発性膣前庭痛です。
これまでは原因不明とされてきましたが、実は最近では、膣内に不要な血管ができ、神経も伴ってできるため痛みが発生することもわかってきました。

今回紹介するのは、膣の痒み、痛み、むずむず感、性交痛に悩んでいた女性の方です。様々な治療法が試されましたが、改善しなかった中で、カテーテル治療により症状が改善した事例です。

2022年9月中旬ころから膣にかゆみがあり、当時カミソリで毛の処理をしたそのせいかと思っていましたが、1か月経っても痒みや痛み座っているとむずむずする違和感があり気になる症状だったため、婦人科にいきました。

毛の処理が原因と言われ塗り薬をもらい塗っていましたが治らず、他の産婦人科に行き様々な検査をしましたが所見はなく原因不明と診断されました。

カンジダやヴルヴォディニアかもしれないと診断され膣レーザーもうけましたが治りませんでした。炎症があるうえにレーザー治療をしたため激痛で、強度のストレスで一生このままなのかと心が疲れていきました。

気持の問題かとも言われ心療内科や催眠療法などためしてみましたが根本的な改善にはつながらず疲れ切った中、ネット検索にてオクノクリニックの誘発性膣前庭痛の記事をみつけました。

症例を読み症状が似ていたので初診をうけてみようと思われたそうです。

治療時の所見FINDINGS

診察時に膣を確認したところ炎症があり、痛みも10段階で「8」と比較的強いことからモヤモヤ血管が原因の誘発性膣前庭痛の診断としました。
カテーテル治療にて膣のモヤモヤ血管を確認し、お薬を投与しモヤモヤ血管を減らす治療をしました。

治療後の経過FOLLOWING THERAPY

治療後1か月経過したころから、明らかに調子がよくなる日が増えてきました。以前は非常につらかった性交痛に関しても、治療後はたまに痛みを感じる程度になり、ストレスが減りQOL(生活の質)が向上したと喜ばれていました。

治療後の外来で、医師から「排尿時のびりびり感はどう?」と聞かれ、ご自身が初診時にその症状を話したことを忘れていたことに気づいたそうです。辛かった症状が忘れるほどに改善されていたことを実感したそうです。

また痛くなるかもと不安はありますが、発症した時に治療できるクリニックと治療法が明確に分かっていることに安心感があります。それだけで日常の生活が大きく変わったと感じているそうです。

病院にいくたびに医師の説明がバラバラで信頼感を抱くことが難しかった中、原因がモヤモヤ血管であることが明らかになり、それに対する治療ができたことで心は救われました。自分の気持ちや体との向き合い方がうまくいく治療ができたと過ごされています。





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