治療実例
INSTANCE石灰沈着性腱板炎の痛みと不眠から救われた日帰りカテーテル治療
女性 / 60代 / 青森県在住 /
受診までの経過SIGN AND SYMPTOM
今回紹介したいのは、石灰沈着性腱板炎による両肩の痛みにカテーテル治療が効果的であった60代の女性の方です。
もともと活動的でスポーツクラブで水泳や軽い運動を楽しんでいましたが、ある時から普段の生活で右肩の痛みが悪化し、約1年近くの間、地元の総合病院に通院しました。ステロイド注射やマニュピレーションなどの治療を受けましたが、それでも痛みは改善せず、治療を受けるたびに痛みが増していく状況でした。
もともとの痛みにくわえ、注射による痛みが激痛で気持ちも疲れていく日々でした。さらに、週3回の頻度で理学療法士のリハビリにも通いましたし、2か月間の入院も経験しましたが、完全な回復は叶いませんでした。
そして、左肩にも痛みが現れ、地元の病院でステロイド注射を提案されましたが、以前の右肩の治療と同じ方法をうけることをためらいました。両肩の痛みのせいで仰向けの姿勢では眠れず、座ったりクッションを抱えて寝たりすることが続き、日中も集中力が低下し、本当につらい時期だったそうです。
そんな時、ご友人の方がYouTubeでオクノクリニックを見つけて紹介してくれたそうです。
治療時の所見FINDINGS
初診時のエコーの検査で痛みの原因となるモヤモヤ血管が確認されたため、カテーテル治療をうけてもらうことになりました。左肩の上の方に位置する動脈(肩甲上動脈といいます)を血管撮影したところ、下の画像で赤矢印で示した部位(石灰のある場所のすぐ近く)に異常な血管が見つかりました。
治療後の経過FOLLOWING THERAPY
カテーテル治療を受けた後、1週間ほどで痛みは完全に消失し、喜びでいっぱいの日々を過ごしています。1年間改善しない痛みに耐えながら総合病院にかよったり、2か月間入院した時間を考えると、日帰りで痛みから解放されたことに驚きを感じています。痛かった日々がウソみたいです。首の痛みや慢性的な肩こりも同時に治療してくれたため、それらも解消し、夜もぐっすり眠ることができ、普通の日常生活を送ることができることに感謝しています。