治療実例

INSTANCE

カテーテル治療で改善した、顎関節症による痛みの治療実例

女性 / 50代 / 在住 /

受診までの経過SIGN AND SYMPTOM

顎関節症は一般的には日常生活の癖を治すことや開口訓練、マウスピースなどの治療で改善しますが、中にはこれらの治療法で効果がなく、長年困っていらっしゃる方もいます。

そのような方の中には、顎関節に強い炎症が起きており、炎症とともに生じた異常な血管が長く居座ってしまい痛みの原因になっていることが多くあります。

最近ではそのような顎関節に生じた異常な血管を標的とするカテーテル治療が開発され、治りにくい顎関節症の痛みに効果が得られています。

今回紹介したいのは、10年以上前から顎関節症を持ち、徐々に悪化した痛みにカテーテル治療が効果的だった50代の女性の方の症例です。

中学生のころから顎関節症の症状は出ていたようですが、かみ合わせのチェックやマッサージ、マウスピースなどで対応してきたそうです。

口を開いたときにゴリという音に加えて、違和感や痛みが弱くあったそうですが、40歳を過ぎたころから痛みが強くなり、顎のあたりがズキズキと痛い、寝ているときも痛く朝起きると頭痛がするなどで眠れなくなっていたとのことでした。

マウスピースや日常生活動作を見直しても改善せず、途方に暮れていた時に、友人から当院のことを聞き、受診されたそうです。

治療時の所見FINDINGS

造影MRIという特殊な検査を行なったところ、顎関節の周りには血管が増加していることを示唆する信号変化があり、顎関節の周りに異常な血管が増えていることが確認されました。

日帰りでできるカテーテル治療を行ない、血管を撮影したところ、浅側頭動脈という血管の根本から顎関節に向かう異常な血管が多数確認できました。
異常血管を減らすための薬を注入して、治療を終えています。

治療後の経過FOLLOWING THERAPY

まず治療を終えたすぐあとから、じっとしてもズキズキする痛みが改善していることに気づいたとおっしゃっていました。
また、起床時の目覚めがすっきりしていて、久しぶりによく眠れたと感じてくださっていました。治療1か月後には、まだ開口時の痛みはあるが、それ以外の痛みはほぼ感じない状態となりました。

治療から3か月目の診察では、開口時に若干の音は残るものの、痛みはほぼ消失しており、「どんどん効いてきています!」と喜んでくださいました。

現在はカテーテル治療から1年4か月が経過していますが、再発などなく元気に過ごされています。

顎関節症の痛みは、人によっては非常にしぶとく、あきらめている方もいらっしゃいますが、ここで紹介した方のように、異常な血管がいつまでも居座っていて痛みの原因となっており、それらを減らすことで改善できる人がいらっしゃいます。

ぜひ、痛みで悩んでいる方は、カテーテル治療という方法も検討してみてください。





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