治療実例

INSTANCE

4年間苦しんだ前立腺炎の痛みへの血管内カテーテル治療の実例

男性 / 40代 / 東京都在住 /

受診までの経過SIGN AND SYMPTOM

前立腺炎は原因不明とされ、効果的な治療を受けられずに諦めるしかないと考えている人も多いです。性器や尿路、肛門周囲に違和感や痛みが続き、出口が見えない症状で苦悩されている方もたくさんいます。

しかし、原因不明の前立腺炎の中には、前立腺に検査では見いだせないほどの微細な炎症が続いていて、その炎症を特殊な治療で減らすことで症状が劇的に改善する方もいらっしゃいます。

今回紹介したいのは、4年間前立腺炎の痛みや違和感が続いていた40代の男性の方です。
ある日突然に膀胱に寒気が走るような違和感があり、それから残尿感や痛み、排尿や射精が思うように出ない感覚などが続きました。また時間が経過すると肛門の周辺にも異物感を感じるようになり、また腰痛や下腹部の痛み、太ももの裏のしびれも生じていました。硬い椅子に長く座るようなことがあるととても症状がひどくなったそうです。

抗生物質の内服も効果がなく、ほかの泌尿器科をいくつも訪ねたものの、前立腺炎で治りません、ストレスが原因です、などとまともに診察もしてくれないこともあったそうです。漢方やαブロッカ―、セルニルトン、抗うつ薬など様々な飲み薬を試しても効果がなく、あきらめていましたが、知人からの紹介で痛みの専門でカテーテル治療という特殊な治療をするクリニックがあると聞き、オクノクリニックを受診されたそうです。

治療時の所見FINDINGS

MRIを撮影したところ、前立腺の右側にわずかな炎症部位を認めました。強い症状を出すには十分な所見と考えました。

よくよく診察で聞いてみると、過去に外科手術を受けたことがあり、その際に尿道にカテーテルをいれたことがあったそうで、手術後しばらくの間は陰部に違和感があったとのことでした。MRI ではっきりと炎症が同定できたことから、この尿道への管の挿入がきっかけで微細な炎症が生じ、さらにデスクワークが続いたことで同部位への刺激が増して、慢性的に過敏な状態に移行したと考えました、

カテーテル治療は痛いのでは?と不安を抱いていたようですが、実際には患部に一切触れずに治療ができ、治療時の痛みもほんのわずかであることを説明したところご理解いただいて治療を受けていただくことになりました。

足の付け根に局所麻酔をして、血管内にマイクロカテーテルをすすめて、前立腺の血管までたどり着きました。
血管撮影をしてみると前立腺に異常な血管が増えていることがわかり、それに抗生物質でできた粒子を投与して治療を終えました。

治療後の経過FOLLOWING THERAPY

治療を終えて最初の1カ月間はほとんど症状に変化がなく、やっぱりだめだったかとあきらめていたそうですが、会陰部や尿路の痛みは改善までに時間がかかることをあらかじめ説明していたため、そのまま経過を見ていただくことに。2か月ほど経過したころから明らかに変化を自覚するようになったとのことです。肛門周囲の違和感を一切感じなくなり、それとともに性器や尿道の痛み、腰痛や下腹部痛はほとんど感じない日が増えてきたとのことです。何より以前はつらかった起床時の痛みと違和感がなくなり、気持ちよく目覚めることができるようになったと喜んでくださいました。
さらに1か月経過をみると、硬いところにすわることをしなければ日常生活は全く痛くない状態まで改善しています。
今は治療してから3年ほど経ちますが、まったくぶり返すことなく良い経過を過ごせていると報告してくれました。

様々な治療を受けても改善せずに諦めているひともいらっしゃるかもしれませんが、血管内カテーテル治療という日帰り治療の方法もあることをぜひ知っておいてください。





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