学術・論文

THESIS
2021年4月14日発表

オランダのエラスムス大学との共同研究

 

今回紹介したいのはオクノクリニックとオランダにあるエラスムスというところの共同研究の論文です。エラスムス大学は1913年に設立され医学研究の分野で高い評価を得ており世界の大学ランキングでもヨーロッパのトップ10に位置しています。

 

エラスムス大学の膝関節とMRIの専門家のチームと共同で運動器カテーテル治療の治療前のMRI画像と治療結果との関連性を調査し報告をもとめました。この研究ではオクノクリニックで過去に変形性膝関節症の膝の痛みに対してカテーテル治療をした54名の方を対象としました。

 

治療前のMRI画像を解析し、様々な要素を調べて同時にそれらの方がカテーテル治療でどのくらい改善したかも調べました。
どのような画像所見を持っているとカテーテル治療の効果が良好なのか、どのような所見があるとカテーテル治療が効きにくいのかを調べそれらを報告しています。この研究によると膝関節の軟骨が大幅にすり減っている人や、関節の中にあまりにも多くの水が溜まっている人、骨髄の中に骨のダメージがたくさんある人はカテーテル治療の効果が比較的出にくいと言うことがわかりました。

 

全ての痛みを取り除いてくれるような完璧な治療は存在しないので、今回の研究のようにどのような人には向いていてどのような人にはあまり向いていないのかということを調べることが重要になります。このような経験や報告を続けることで、この運動器カテーテル治療の分野が少しずつ発展しています。

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