奥野祐次先生のコラム

COLUMN
COLUMN.41

運動器カテーテル治療ってどんな治療?

いつまでも治りにくい「長引く痛み」で困っている人のために開発された治療法が「運動器カテーテル治療」です。

五十肩や肩こり、ひざ痛がなかなか治らない。あるいはスポーツで痛めた場所が休んでいてもなかなか改善してこない、といったことは多々あります。

このような場合、痛みが出ている場所は、「治りにくい炎症」が起きている状態です。そして炎症が起きている場所には必ず「異常な血管」が増えています。

運動器テーテル治療は、カテーテルという細くて(1mmに満たない)やわらかいチューブを使って、そうした異常な血管のすぐそばまで進めていき、薬を入れてそれらの働きを止めることで、炎症症状を抑え、異常な神経の興奮を鎮めようという治療です。

人間の身体は、炎症が起こると、普段は見られないような異常な血管が増殖してきます。さらにその血管の周りには神経線維が増えます。この「血管と神経」の組み合わせが増えてしまうとその場所にある細かい神経線維が興奮状態になります。普通であれば痛みを生じないような動きでも、痛みの信号が脳に伝わることになります。

このため、いままでだったら痛くなかったような「階段を降りる」だとか「腕を挙げる」、または「普段の運動動作」が痛くなってしまうのです。

運動器カテーテル治療はこの原因となっている「異常な血管」を減らしてあげることで、そのまま放っておいても治らなかった炎症を速やかに鎮めることにより、痛みを解決していく治療です。

 

治療を受けていただく治療室は写真のようなイメージです。

この治療は身体への負担が非常に少ないです。体のどこかを大きく切り開いたりすることはもちろんしません。そのため全身麻酔は不要です。局所麻酔(痛み止め)を少量用いるだけです。入院ではなく日帰り治療で、治療時間も40分から1時間程度です。

何度も受けるものではなく、7割以上の方は1度の治療で十分です。なかには2回目を受ける人がいますが、何度も治療に通う必要はありません。

また、日常生活はすぐに送っていただけますし、激しい運動でなければ翌日から身体を動かしていただいて大丈夫です。痛みの原因となったような激しい負担のかかる運動に限っては2週間は休んでいただき、そこから徐々に負荷をかけていただくようにしています。

治療の説明も含んだ動画もありますから、こちらもぜひチェックしてみてください。

動画はこちらをクリック!

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