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10年続くの膝の痛みと固さに悩む60代女性、カテーテル治療で腰のだるさも改善した症例

女性 / 60代 / 群馬県在住 / 主婦

受診までの経過SIGN AND SYMPTOM

「ひざの痛みは年齢のせいだから仕方ない」と、諦めていませんか? 加齢とともに生じる膝の痛みは多くの人が経験する症状の一つですが、日常生活に支障をきたし、長年我慢し続けている方も少なくありません。

今回ご紹介するのは、10年以上にわたり左膝の痛みに悩まされてきた65歳女性の主婦の方です。はじめの頃は「膝の硬さ」や「なんとなくの違和感」を感じる程でしたが、次第に痛みが強くなり、不意の動作で強い痛みが走ることも増えてきました。

たとえば日常の生活で、階段の昇り降りやしゃがむ、畳に座るなどは痛みをともなうため無意識のうちに痛くないように左膝をかばって動くようになりました。朝ベッドから降りる際や、トイレに座る際にも膝の痛みがつらく、「また膝が痛むのでは」という不安や恐怖が頭から離れず、家事や買い物も億劫になり、気持ちの面でも大きな負担を感じていました。

これまで整形外科に長年通院し、月1回のペースでヒアルロン酸注射や、湿布で安静にするなど試みましたが、根本的な改善にはつながりませんでした。病院でのレントゲン検査では「特に目立った異常は見つからない」と言われ、見た目の変形が軽度であると診断されることもあったため、「我慢してこのまま痛みと付き合っていくしかないのだろうか」と思っていたところ、以前ご主人がオクノクリニックでモヤモヤ血管の治療を受けて、痛みが改善したことを思い出し、ご自身も相談にいらっしゃいました。

治療時の所見FINDINGS

初診時、患者さんの左膝内側には局所的な圧痛が認められました。レントゲンでの見た目の変形は軽度でしたが、MRI検査で膝関節の内部を診断したところ、左膝の内側の関節包に強い炎症を認めました。

膝の痛い部分にエコーをあてると異常な血管の信号が確認され、患者さんご自身にも痛くない方の膝には炎症の信号がないことを確認していただき、膝のカテーテル治療を提案しました。

カテーテル治療では局所麻酔を使用し、足の付け根から極細のチューブを患部まで進めます。モヤモヤ血管がある患部にお薬を直接投与し痛みを軽減する治療です。日帰りで身体の負担も少ないため日常生活に支障をきたしません。治療時間は約30分で終えました。

治療後の経過FOLLOWING THERAPY

カテーテル治療後10段階で10と感じていた痛みが、1にまで劇的に軽減しました。
日常生活で痛さがある影響で気にしていた正座や階段の昇り降りも痛みなくできるようになりました。当初から訴えておられた「膝の硬さ」も和らぎ、身体全体の動きが軽くなったと実感されています。さらに、膝に集中していた痛みが軽減したことで、以前からあった腰の重だるさまでもが軽くなっていたとのことでした。

今回の症例のように、変形は軽度と言われ特に治療方法がなかった方でも、モヤモヤ血管へのカテーテル治療によって痛みが改善する可能性があります。日々の動きの中で「また膝が痛むのでは」と不安を感じている方は一度ご相談ください。





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