医療法人社団 祐優会

オクノクリニックでは、以下の臨床研究を実施しています。ここにご説明するのは、診療情報や検査データ等を解析する臨床研究で、本学倫理審査委員会の承認を得て行うものです。対象となる患者さんに新たな検査や費用のご負担をお願いするものではありません。また、対象となる方が特定できないよう、個人情報の保護には十分な注意を払います。
この研究の対象に該当すると思われた方で、ご自身の診療情報等が利用されることを望まない場合やご質問がある場合は、下記の問い合わせ先にご連絡ください。

慢性疼痛に対しての微細血管塞栓術の有効性と安全性について

Okuno clinic.　医師　坂井伸彰

経動脈的微小血管塞栓術は疼痛部に増殖した微細な異常血管を標的とし塞栓術を行うことで、疼痛を改善させる治療法です。これまで我々は変形性膝関節症、肩関節周囲炎、上腕骨外側上顆炎などの腱炎付着部炎についてその有効性について報告してきました。
慢性疼痛に対する治療は、国内外のガイドライン上では消炎鎮痛薬などの薬物療法、理学療法、鍼、マインドフルネスなど様々な治療法が記載されていますが、臨床上中長期的な有効性を示す治療法が定まっていないことが現状です。そこで我々は微細血管塞栓術の有効性と安全性、それらに影響する因子について調査し検討いたします。

（1）対象となる患者さま
当院を2017年1月1日～2028年12月31日期間中に受診された慢性疼痛をお持ちの方です。

（2）利用させて頂く情報
この研究で利用させて頂くデータは、患者情報（年齢、性別、職業、既往歴、罹患期間、疼痛部位、周辺症状、過去検査・治療歴、HADS、採血結果、診断画像）、有効性についての疾患特異的尺度（AOFAS score、NRS score、PGIC score、Quick DASH、ASES score、Low Back Pain score、AUSCAN score、NIH CPSI、Knee WOMAC Pain score、FFI Pain score、Cervical Spine Score、NPSI score）と健康関連QOLについての包括的尺度（EQ5D5L）、安全性についての合併症の有無の情報です。

（3）方法
調査方法は、当院での治療前、再診時、LINEや電話を用いて質問することで情報を得て、該当する患者のカルテデータを収集し匿名化し、解析します。

利用する情報からは、患者さんを特定できる個人情報は削除します。また、研究成果 は学会や学術雑誌で発表されることがありますが、その際も患者さんの個人情報が公表されることはありません。

下記の電話番号からアンケートの依頼の電話などをさせていただくことがあります。
080-4172-6539

臨床研究は医学の進歩に欠かせない学術活動ですが、患者さんには、ご自身の診療情報等が利用されることを望まない場合、これを拒否する権利があります。その場合は、下記までご連絡ください。研究対象から除外させて頂きます。なお、研究協力を拒否された場合でも、診療上の不利益を被ることは一切ありません。

利益相反や利益供給はありません。

東京都港区六本木7丁目8-4銀嶺ビル4F
Okuno clinic.　担当医師　坂井伸彰
TEL：0120-305-598　FAX：045-942-2702
E-mail：n-sakai@okuno-y-clinic.com