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大会前に歩けないほどの痛み。両ジャンパー膝と膝蓋下脂肪体炎を併発した10代学生の治療実例

男性 / 10代 / 千葉在住 / 学生

受診までの経過SIGN AND SYMPTOM

ジャンパー膝と膝蓋下脂肪体炎は、サッカーやバスケットボールなどジャンプや切り返し動作の多いスポーツをしている学生に多く見られる膝の痛みです。繰り返しの負荷によって膝蓋腱や膝蓋下脂肪体に炎症が起き、慢性化しやすいことが特徴です。整形外科でMRI検査を受けても「異常なし」と言われてしまうことが少なくありません。これはモヤモヤ血管が通常のMRI読影では見落とされやすいためです。今回は大会出場を目標に懸命に取り組んでいた10代の学生に対してカテーテル治療を行った症例をご紹介します。

大会に出場した後から両膝の痛みが急激に悪化し、歩くことも困難なほどの状態になっていました。特に右膝の痛みが強く、大好きなサッカーの練習にほとんど参加できない日々が続いていました。

通っていた整形外科ではMRI検査を受けましたが「異常なし」と診断され、テーピングと筋力トレーニングで様子を見るよう指示されました。しかし痛みは良くなったり悪くなったりを繰り返すばかりで、根本的な改善には至りませんでした。

「異常がないと言われたのになぜ痛いのか」という不安を抱えながら、週5回の練習もほとんど出られない状態が続きました。日常生活では強い痛みは出ないものの、フルで練習に参加すると後半から痛みが出現し、ジョギング程度が限界という状況でした。

ちょうどGWに大きな大会を控えており、本人は強く出場を希望していました。「このままでは間に合わない」という焦りがありご家族がほかに方法はないかとネット検索をしていたところ当院をみつけ来院されました。

治療時の所見FINDINGS

診察では両膝膝蓋腱の付着部周囲に圧痛を認め、右膝の症状がより顕著でした。エコーで両膝を検査したところ、膝蓋下脂肪体に炎症所見を認め、モヤモヤ血管の関与が疑われました。

両膝に対するカテーテル治療を提案しました。治療中の血管撮影では、両膝の膝蓋腱付着部周囲にモヤモヤ血管が確認されました。左右それぞれの膝に対して痛みのピンポイントにお薬を流す治療を行いました。治療後には再現痛の消失を確認しています。治療時間は1時間ほどでお休みいただいた後、ご帰宅できる日帰り治療です。

なお、採血ではフェリチンの値が19と非常に低い状態であることも判明しました。フェリチンが低いと痛みの改善に時間がかかることがあるとお伝えしたところ、本人も納得され、鉄分のサプリメントを継続して摂取していただくことになりました。

治療後の経過FOLLOWING THERAPY

カテーテル治療後は段階的に練習を再開していただくよう説明しました。まずジョギングなど軽い運動から始め、痛みの状態を確認しながら徐々に負荷を上げていく形です。あわせて理学療法士による体の使い方や筋肉のほぐし方の指導も取り入れ、再発防止と早期回復の両面からサポートしていきました。

治療から1ヶ月後には、両膝の痛みはほとんど感じられない状態になっていました。それまで常に痛みを抱えていた膝が楽になったことで、日常生活でも「膝が痛くなったらどうしよう」という不安や怖さがなくなったとのことです。
練習中も痛みを気にせず思いっきりプレーできるようになり、フルで練習に参加できる状態まで回復しました。

今回のケースは、整形外科で「異常なし」と言われ原因がわからないまま悩んでいた両膝の痛みに対して、モヤモヤ血管へのカテーテル治療が有効であった一例です。治療に加えて理学療法士によるセルフケアの指導を組み合わせることで、より確実な回復につながったケースでもありました。
MRIで異常なしと言われても、痛みの原因がモヤモヤ血管にある場合があります。痛みを抱えながら諦めている方は、ぜひ一度ご相談ください。





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