「切らない」前立腺肥大症治療

Benign Prostatic Hyperplasi
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「切らない」前立腺肥大症治療

こんなお悩みはありませんか?

  • 夜中に何度もトイレに起きるため、睡眠不足だ
  • 尿のキレが悪く、出し切った感じがしない
  • 薬を飲んでいるが、効果を感じにくくなってきた
  • 「手術(TURP)」を勧められたが、尿道からメスを入れることに抵抗がある
  • 手術後の「逆行性射精」や「尿失禁」などの副作用が怖い
悩む男性のイメージ画像
その悩み、前立腺肥大のカテーテル治療「PAE」なら、メスを使わずに解決できるかもしれません。

PAE(前立腺肥大のカテーテル治療)とは?

前立腺肥大のカテーテル治療のイメージ画像

● どんな治療?

太ももの付け根から極細のカテーテルを挿入します。血管の中を進み、前立腺を過度に大きくしている原因となる動脈(前立腺動脈)に薬剤をピンポイントに流します。
前立腺を必要以上に成長させている血流だけを抑えることで、前立腺を徐々に小さくし、排尿症状の改善を目指す治療法です。メスを使わない身体への負担が少ない低侵襲治療です。

● なぜ効くの?

前立腺を大きくし続けている血流を抑えることで、前立腺は時間をかけて少しずつ小さくなっていきます。前立腺が小さくなると、これまで圧迫されていた尿道の通り道が広がり、尿が出やすく、スムーズな排尿につながります。
肥大した前立腺のイメージ画像①
肥大した前立腺のイメージ画像②
治療した前立腺のイメージ画像

PAE (新しい治療)vs TURP(従来の手術)

治療法
PAE (前立腺肥大のカテーテル治療)
TURP (経尿道的前立腺切除術)
治療のアプローチ
太もものつけ根から極細のカテーテルを血管内に入れ、切らずに治療
尿道から
電気メス等を入れ
内側を削る治療
麻酔
局所麻酔 (意識あり・会話可能)
全身麻酔 または 腰椎麻酔
入院期間
日帰り
(入院不要)
通常
5日 〜 1週間程度
出血リスク
極めて少ない
ほぼ必発
(術後の血尿など)
性機能への影響
ほぼなし
(逆行性射精リスクが極めて低い)
逆行性射精のリスクが
非常に高い
体への負担
少ない
(高齢でも可能)
全身状態によっては不可

PAEを選ぶべき3つの理由

1.性機能(射精機能)の温存:尿道から電気メスを使うTURP手術の大きな懸念点である「逆行性射精(ドライオーガズム)」のリスクが極めて低いです。

逆行性射精とは?

前立腺肥大に対するTURPやHoLEPという手術では、尿道の中から前立腺を削ります。これに伴い、膀胱と前立腺の間の部分(膀胱頚部といいます)が削られてガバガバになってしまうことで、射精をしても精液が出口のほうに向かわずに膀胱内に逆噴出してしまします(図を参照)。

正常な射精の瞬間のイメージ画像
TURP後の逆行性射精のイメージ画像

この状態でもオルガズムに達したという感覚はありますが、実際には精液が出てこないので、満足感が十分に得られなかったり違和感が生まれたりします。これがTURP後の性生活におけるもっとも大きなデメリットです。
逆行性射精は尿道から前立腺を削るTURPやHoLEPではかなり高い確率で生じる合併症です。一方でPAEは前立腺を中から削るわけではなく、栄養する動脈を塞いで前立腺の全体を小さく萎縮させる治療のため、逆行性射精が生じるリスクは極めて低い(実質0%)と報告されています。

通常の射精では、射精管から精液が出ますが、この際に膀胱の出口部分を内尿道括約筋が閉じることで逆行射精を防ぎます。しかしTURPやHoLEPではこの部分を削り取ってしまうため(図を参照)にこの逆流防止機能が働かなくなり、射精の際にでてきた精液が膀胱内に噴出してしまいます。

TURPの治療図
TURPの治療図のイメージ画像①
TURPの治療図のイメージ画像②
TURPの治療図のイメージ画像③

実際の論文のデータを見てみましょう。スイスの医師が行った以下の研究をまとめます。

Abt D, et al. "Comparison of prostatic artery embolisation (PAE) versus transurethral resection of the prostate (TURP) for benign prostatic hyperplasia: randomised, open label, non-inferiority trial." The Lancet Gastroenterology & Hepatology. 2018;3(9):623-632.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29921613/

この論文の一部内容データ

TURP群: 術後、射精機能(Ejaculatory function)が有意に悪化しました。多くの患者で逆行性射精が発生しています。

PAE群: 射精機能の悪化は認められませんでした(発生率 0%)。

このように、射精機能という面を考えると、PAEのほうが圧倒的に優れているということがわかります。

2.身体的負担の軽さ:全身麻酔を使わないため、心臓や肺に持病がある方でも相談可能です。

PAEは全身麻酔ではなく局所麻酔で行ないます。また術後は歩いて帰宅することができます。全身麻酔などは行わないため、全身麻酔のリスクなる心臓や肺に持病のある方や高齢者の方でも受けやすい治療です。
また、手術中や術後の出血がほとんどないため、血が止まりにくい人や、抗凝固剤(血液サラサラの薬)を内服している方でも安心して受けていただけます。

3.早期の社会復帰:入院期間が短く(普通は日帰り)、仕事や日常生活への影響を最小限に抑えられます。

TURPを行なったあとは、出血が必ず発生するため、太い尿道カテーテルを留置し出てきた出血を膀胱から絶えず洗い流す必要があります。このため入院は必須です。また出血が止まるまでこの洗浄は続くため不快感や身体の負担が大きく、すぐに社会復帰はできません。
PAEの後にも尿道カテーテルが必要となる可能性はゼロではありません(10%ほど)が、必要になったとしても非常に細いカテーテルの挿入で済みますし、不快感も少なく生活への支障は最小限です。

なぜ、オクノクリニックなのか?

世界が認めるカテーテル技術

当院は日帰りで体に負担の少ない「運動器カテーテル治療」の開発クリニックとして、国内外で多数の実績があります。
カテーテル治療 累計 15,979件(※2025年時当院調べ)
髪の毛よりも細い血管を扱う高度な技術を、前立腺治療にも応用しています。

痛くない治療へのこだわり

当院は、長年にわたり「原因のわからない痛み」「繰り返す痛み」と向き合ってきました。その経験を活かし、できるだけ痛くない治療で、症状の根本にアプローチすることを大切にしています。

プライバシー重視の自由診療

完全予約制で、お一人おひとりの悩みに時間をかけて向き合います。

治療の流れ(術前・術後)

相談する男性のイメージ画像
  • アイコン 01 事前検査・診断
    これまでに他院で実施されたMRIまたはCT検査、血液検査(PSA値など)、尿流測定の結果をもとに、問診と診察(視診)を行いながら、前立腺の状態や血管の走行を確認し、前立腺肥大のカテーテル治療(PAE)の適応があるかを慎重に判断します。
    ※前立腺がんの疑いがある場合は、連携医療機関へ紹介します。
  • アイコン 02 治療当日
    局所麻酔を行い、鼠径部からカテーテルを挿入。治療時間は通常1〜2時間程度です。治療中は医師と会話も可能です。治療後、1時間ほどの安静を経て帰宅いただけます。
  • アイコン 03 術後の経過
    術後3〜5日:一時的に頻尿や排尿痛、微熱が出ることがありますが(塞栓後症候群)、通常1週間程度で落ち着きます。この時期には頻尿が一時的に悪化します。内服薬を一時的に飲んでいただきます。
1ヶ月〜3ヶ月:徐々に前立腺が縮小し、尿の勢いが改善、夜間のトイレ回数が減っていきます。
PAEの効果やメリットが感じられるようになるのは、通常は術後1か月後からです。人によっては2週間ほどで改善してくるひともいますが、これは早い方です。

費用について(自由診療)

PAE治療費: 880,000円(税込)

※医療費控除の対象となります。
※一部の医療保険(生命保険などに付随する)は利用できる可能性があります。各保険会社へお問い合わせください。

前立腺肥大のカテーテル治療についてよくある質問

  • 治療中に痛みはありますか?

    局所麻酔を行うため、カテーテル挿入部の痛みはほとんどありません。前立腺に薬を流す際に、下腹部に重たい感覚や熱感を感じることがありますが、我慢できる範囲です。
  • どのくらいで効果が出ますか?

    手術のように削り取るわけではないため、即効性はありません。通常2週間〜1ヶ月かけて徐々に効果を実感される方が多いです。
  • 再発の可能性はありますか?

    長期的には再増大の可能性はゼロではありませんが、多くの研究で中長期的な効果の持続が報告されています。
  • 出血などはありますか?

    カテーテル治療中は出血がほとんどありません。術後に、血尿がでることがありますが、これは少量かつ一時的で3週間ほどでなくなります。また精液にも血液が混じることがあります。これも非常に少量で、2~3か月ほどで消失します。
  • 性機能や射精への影響はありますか?

    ほぼ影響はありません。
  • 誰でも前立腺肥大のカテーテル治療(PAE)をうけられますか?

    からだに負担が少ない治療なので非常に多くの人がうけられますが以下の場合は治療がうけかねます。
    ・造影剤への重篤なアレルギーがある場合
    ・骨盤の動脈に重度の閉塞がある場合
  • 前立腺肥大のカテーテル治療(PAE)が向いている人はどんな人ですか?

    ・性機能を温存したい人
    ・前立腺の大きさがある程度大きい人、40ml以上の体積がある人
    ・内科の病気があって、全身麻酔や下半身麻酔をしたくない人
    ・出血のリスクが心配なひと
  • まずは何から始めればいいですか?

    MRIと採血をします。MRIでサイズを把握し採血で前立腺のガンがないかどうかを調べ次のステップに進みます。まずはお気軽にご相談ください。
もう、トイレの悩みに人生を左右されないために。
まずは一度、専門医にご相談ください。
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