奥野祐次総院長が第98回日本整形外科学会学術総会にて「膝蓋腱炎に関するカテーテル治療の安全性と有効について」発表



奥野祐次総院長は、第98回日本整形外科学会学術総会にて「膝蓋腱炎(ジャンパー膝)に対する異常血管のカテーテル塞栓術の7年間の研究」について発表しました。
この研究では、リハビリやステロイド注射、ヒアルロン酸注射、PRPなどの従来の治療法では改善しなかった膝蓋腱炎の患者89名を対象にモヤモヤ血管のカテーテル治療を実施。サッカー、バスケットボール、陸上競技などに取り組むアスリートの方々も多く、治療後は数ヶ月ぐらいで競技復帰を果たした症例が多数あり発表しました。
一時的な内出血や痛みといった軽度な症状があったものの、重篤な合併症は一例もなく、最長7年間のフォローアップにおいて膝蓋腱断裂などの重大な障害も発生していません。
この結果は、膝蓋腱炎に対するカテーテル治療が安全かつ有効な選択肢であることを示しており、従来の治療で改善しない患者にとって根本的な治療法の選択肢となることが期待されています。