アスリート・インタビュー

Athlete Interview

オクノクリニックはスポーツ選手・アスリートに対する治療も行っております。
実際にオクノクリニックで運動器カテーテル治療を行った、アスリートの方のインタビューをご紹介します。

インタビュー11ソフトボール
山本優選手(ビックカメラ高崎所属)

山本優選手

2020年東京オリンピックにて金メダルを獲得した女子ソフトボール内野手山本選手にインタビューしました。

ソフトボールに対する気持ちについて

ーソフトボールをはじめたきっかけや出会いについて教えてください


山本

兄が野球をやっていて自分もやろうと思ったのがきっかけです。身体を動かすことが好きでとにかく運動がしたかったので。
身体を動かしたくてはじめた野球ですが週2回ぐらいの練習量で物足りなく、もっとしっかり打ち込める部活をはじめたいと思ったときにソフトボールに出会いました。
望んでいる以上にハードな練習量で、休みはテスト期間中のみ。休みがあった記憶がないぐらいソフトボールの毎日でした。厳しい環境だったと思うのですが高校の3年間だから頑張るかと思って続けました。
高校を卒業して同級生も先輩方もソフトボールを辞めている中、これを仕事にして毎日が送れるならいいかなぁと思ったのがそのまま続きました。
ソフトボールに勝る好きなものがなかったのが続けた要因です。

ー東京オリンピックで金メダルを獲得できた今の気持ちをお聞かせください


山本

オリンピックに向けて本格的な活動をはじめたのは5年前です。年間160日を超す合宿を5年間続けてやってきました。5年しっかりやるべきことをやってきたと思っています。その5年があるので自信をもってオリンピックに取り組めました。
金メダル以外は考えていなかったです。
とにかくやってきたことを全部やろうと。
コロナ渦になってオリンピックが1年延期になり合宿が半年ない時期もありました。海外選手との対戦ができなかったのは心配でした。
2020年から膝を痛め自分の納得できるパフォーマンスが発揮できない時もあり延びた期間中、治療に専念はできたと思っています。
本来ならチームメイトと向かい合って話しながら食事するのも、感染対策のため真正面をむきチームメイトの背中をみて食べるごはんはちっとも美味しいとも思わなかったです。大人が楽しくないって思うぐらいなので、子供たちだったらもっと楽しくないだろうと思いました。いろんなことが変化した環境ではありました。

痛みについて

ー痛みはじめた時期や経緯について、またご自身で取り組まれたケアなどお聞かせください


山本

2020年6月ぐらいから右ひざが歩いても痛いと感じるようになりました。以前から痛いときはあったのですが、痛かったり痛くなかったりするので何だろう?この痛みは?となんとなく思っていました。
コンディション不足やバランスが崩れているだけで、しっかりトレーニングすれば治ると思って痛くても毎朝のランニングやトレーニング、日々のソフトボールの練習は続けていました。
ケアするどころか年齢のせいかと思いトレーニングはやめませんでした。しかし膝が痛くて走るのも嫌になるぐらいに悪化し、散歩に切り替えましたが散歩でも痛い。寝ても痛みがひどく起きてしまう状況になっていました。
2020年12月全日本合宿中に膝に大きな音が走り何かやったなと思い病院へいきMRIを撮りました。でも明確な原因がわからなかったです。
苦痛でこんなに痛いのに画像には何も出ないのが不思議でした。
画像には何も出ないので、リハビリで様子をみましょうと話になりましたが自分にしか分からない痛みがありソフトボールのパフォーマンスをだせない苛立ちがありました。
バッティングをしても痛い、守備をしているときも痛い、走ると痛い、寝ても痛い、膝に向かって「なんで痛いんだよ!」と言っていたぐらいです。
痛みがあるには原因がある。自分で納得できるまでといろんな先生の意見を聞きに病院へ行きました。

ーオクノクリニックを知ったきっかけ


山本

膝の痛みが半年以上続いていたので、監督にしっかり治したいと伝えハードなトレーニングはさけリハビリに励んでいると痛みが少しは緩和した時もありました。でも身体づくりをしようと走り込みなど従来のトレーニングをはじめると膝が痛い。
当時、通っていたリハビリの先生に相談したところ「モヤモヤ血管」の可能性があるかもと教えてくれたので、早速ネットで調べてオクノクリニックを知りました。セルフチェックをしてみたところほぼ該当するので来院を決めました。

ーカテーテル治療を決めたとき


山本

2021年1月にオクノクリニックで初診をうけました。自分も監督もトレーナーも初めて知る治療法でしたがここでカテーテル治療をうけなかったら遅れる、自分のパフォーマンスがオリンピックで出せないことに後悔してしまうと思ったのですぐ決めました。
1月末にはカテーテル治療をうけました。
局所麻酔で治療するのはどんな感じだろうとワクワクしていました。先生の説明を聞きながら治療をしてもらいあっという間でした。治療をうけている間は分からなかったのですが映像をみたらモヤモヤ血管が消えていたのでその時、痛みの原因がなくなっていったのだと視覚的に実感しました。

ー治療後いまのお気持ちを教えてください


山本

膝の痛みはまったく問題ないです。オリンピック期間中はスムーズに膝の痛みは一切感じずに自分らしいプレーができました。
練習すれば成績がともなってくると思い、きつくても頑張ってしまうのが原因です。痛みにとても悩みました。もうソフトボールができなくなってしまう、辞めなくてはいけないと真剣に悩んでいました。
映像の結果と自分の痛みが一致しなかったのでいろんな先生の診断意見を聞きました。痛みは自分にしか分かりません。時には過剰になっているだけ?思い込みすぎ?と問いかけた時もありました。
でもスポーツができない痛みには何か原因があると思い、納得するまで向き合い追及したのがよかったと思います。
自分のようなケガで悩んでいる選手もいると思ったので、こういう原因もあることを知ってもらいたいと思いお話ししました。少しでも痛みで悩んでいる選手がモヤモヤ血管を知って痛みの悩みから解放されたらいいと思います。

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