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オクノクリニックはスポーツ選手・アスリートに対する治療も行っております。
実際にオクノクリニックで運動器カテーテル治療を行った、アスリートの方のインタビューをご紹介します。
インタビュー5バレーボール
三橋 聡恵選手

V.LEAGUE(ブイリーグ)所属の石川県を拠点とするPFUブルーキャッツでプレーしていた三橋聡恵さん。
様々な治療を経て、最後の砦でオクノクリニックの治療に選手人生をかけられました。
治療前後のお気持ちと治療後の痛みの様子をお聴きしました。
ー治療前、どのような症状に悩まされていましたか?

三橋
股関節の激しい痛みです。FAIという股関節の受け皿となる骨盤の部位に異常があると、股関節を大きく動かす時に部位同士が衝突し、関節の一部を挟み込み、切ってしまうような損傷を起こします。日常生活でも歩きづらくなり、足も上がらなくなってきていました。
ーオクノクリニックを受診する以前は、どのような治療をしていましたか?

三橋
骨を削り、腫瘤を取り除くなどの5時間の及ぶ手術を受けました。術後は順調でしたが、今度は水が溜まるようになりました。MRI、CT、エコーで検査をし、月に一度の注射をしながら、「水が溜まる」原因を調べました。薬も飲んでいて、発熱や吐き気など副作用も出ていました。しかし、水が溜まり痛みが生じる原因は不明。試合に出たい想いとキャプテンとしての役割意識とともに、焦り、「原因がわからない私の痛みを取れる人がいないか?」とずっと思っていました。
ーそこでオクノクリニックと出会った?

三橋
はい。親戚が教えてくれたのです。「血管が関係しているかもしれない」と、最初聞いてもよくわからなかったのですが、とにかく治るのであれば試してみたい!という想いでセンター南に石川から向かいました。
ー最初に奥野先生の話を聞いた時の印象は?

三橋
選択肢をくれました。血管の仕組みから痛みがどうして生まれるのかということを詳しく教えてくださり、その上で治療を受けるかどうかを自分で考える時間をくれました。私は、「なすすべなし!」という状況で、これでダメだったら、「バレーを辞める!」という気持ちで診療に向かいましたし、心の中では決めていたのですが、自分で「決める」時間を作ってくれました。正直、期待も不安も両方が大きい状態でしたが、ずっとわからなかった痛みの原因を教えてくれたので、若く見えるのにこの先生すごいなと思いましたね。(笑)治療を受けて、試合に出て、悔いなくバレーボール人生を送ろう!とこの治療法にかけました。
ーオクノクリニックの治療を受けてみてどのように感じましたか?

三橋
カテーテル手術を受けましたが、一瞬で終わり、術後にすべきことと言えば、カテーテルの挿入口に貼ってある絆創膏を定期的に替えるくらい。運動制限もなかったことがありがたかったです。一刻も早く試合に出たくて気持ちも焦っていたので、トレーニングを一日でも休むのが嫌でした。
ーその後、痛みはどのように変化しましたか?

三橋
「痛みはだんだんと減っていく。次の日起きて、すぐに『痛くない!』という状態にはならないよ。」と先生から伝えてもらっていたので、経過を焦らずに診ていました。すると、だんだんと動けるようになり、水もたまらなくなり、膝も上がるようになったのです。術後、練習と試合が続き、痛みが少し出てきた時には、奥野先生に注射を打っていただきました。痛みの原因がわかったので、どんな治療を今はすべきかということを自分でも理解できるようになりました。今、日常生活で困るような痛みはないです。
ー気持ちにも変化がありましたか?

三橋
痛みの原因がわからない状態で動き続けることで、身体も頭も疲れ切っていた。でも、原因もわかり動けるようになったことで、とにかく気持ちが晴れました。2018年度のリーグ開幕に向けて、なんとか整えて、試合に出ることができたのです。それが何よりも嬉しかった。今までお世話になった方にも観てもらうことができて、両親や恩師も喜んでくれました。2018年度のリーグ戦をもって引退しましたが、自分自身、納得してバレーボール人生を送ることができました。
ー同じように悩みを抱えている選手にメッセージをお送りください。

三橋
腰が痛いなど、原因不明の痛みを薬で抑えながらプレーするということが他の選手でも日常だったりします。痛みを薬で消してプレーし続けるとあとあと他の部位にも影響が出てきます。その前に原因となっている可能性のある血管の治療という選択肢があると知ってもらえると、薬は極力飲まずに回復が見込めるかもしれません。そのような選択肢があるんだということをもっと多くの方に知ってもらいたいと思います。
様々な治療の末、血管の治療を知り、挑んだ三橋さん。自分の判断で治療を受け、納得のいくバレーボール人生を歩め、本当によかったとお話してくださいました。スポーツを続けることに伴う痛み。少しでも楽になる選手が増えることを三橋さんも願っておられました。
ありがとうございました。これからも三橋さんの明るく幸せな人生を応援しています。

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