アスリート・インタビュー

Athlete Interview

オクノクリニックはスポーツ選手・アスリートに対する治療も行っております。
実際にオクノクリニックで運動器カテーテル治療を行った、アスリートの方のインタビューをご紹介します。

インタビュー8陸上ハードル
佐藤 大志選手

佐藤大志選手

110mハードルで、13秒59の自己ベストを持つ佐藤選手。
2015年武漢アジア選手権男子110mハードルの日本代表でもあります。陸上ハードルとの出会いや、競技の魅力についてお話いただきました。その選手生活を送る中、オクノクリニックでの治療をうけた経緯もお聞きしました。

陸上ハードル選手の思いについて

ーハードル競技について教えてください。どのようなトレーニングを中心に行っていますか?


佐藤

陸上競技の中のハードル競技は、短距離のカテゴリに入ります。
ハードル競技は、陸上競技のトラック種目の中でも短距離のようなダイナミックさもありながら、ハードルを効率よく飛び越えなければならない繊細さを合わせ持つところに魅力があります。
また、「走る」と「跳ぶ」を同時に行うところにやりがいや達成感を感じています。
一般的に、足が速ければタイムは良くなりますがハードル競技ではハードルを越えないとならないため、単に足が速いだけでは勝つことが出来ないところに面白味があります。
短距離選手のトレーニングを基本としつつ、ハードルを使った技術練習(ドリル)をします。
走る練習は2~3日ほど。うち1日は、競技時と同じ形式でハードルを跳びます。1日平均3時間ぐらい、練習量を多くすると4時間かけたりするときもあります。
チームスポーツとは違って、短い時間で集中して行います。
基本は1人で行いますが、拠点の出身の大学で学生に交じって練習することもあります。
他にも、走るための必要な筋肉を鍛えるため、体幹補強トレーニングやスクワット、ベンチプレス等のウェイトトレーニングをします。
練習メニューは、疲労や身体のコンディションを考慮しながら自分で組み立てます。

ー陸上の中でも、ハードル競技との出会いについてお聞かせください。


佐藤

小学生のころから野球をやっていましたが、短距離をやっている姉の影響もあって中学から陸上をはじめました。
当時、陸上部で市の大会の決勝に残れない悔しさがあり、何とかして県大会に行きたいと思ったとき、ハードル競技の競争相手が少ないことに気づきました。
小学・中学の体育の授業でハードル競技をやった時も苦手ではない感覚があったので、この競技で県大会を狙おうと思いました。
顧問の先生にハードル競技を志願し、中学3年の夏には県大会に出場。すぐ実現することができ、結果を出すことができました。

痛みについて

ー痛みを気にするようになった時期や、ご自身が感じていた症状をお聞かせください。


佐藤

ケガや痛みは、1週間ほどで治ることが多いのですが2か月経ってもよくならない痛みがあって、奥野先生にお世話になりました。
2013年8月下旬だったと思います。膝内側側副靭帯を損傷し、よくならない状況だったので知り合いのトレーナーから奥野先生のことを教えてもらいました。
症状としては単純に痛みがあって、膝を動かすと痛い。
膝をねじる動作(ハードルを飛び越えようとする動き)をする時、とても痛みを感じていました。また、膝の違和感がとてもありました。
日常生活では、痛みを感じることはなかったのですが痛みのせいでハードルが飛べない状態になっていました。
普通に走る動作では痛みはないのですが、ハードルを飛ぶ動作をすると痛くてしょうがなかったです。
もともと股関節も硬いほうですが、平泳ぎする足の形状で床にペタッと座る動きが痛くてできない状態でした。

ー奥野先生の診察や治療をうけた体験や感じたことをお聞かせください。


佐藤

ずーっと痛みが長引いていたので、なんとかならないのかな?と思って。
原因は、膝の靭帯が損傷していたので負荷をなくし時間をかけて治せばいいのですがとにかく早く痛みを解決し、競技に復帰したい思いで受診しました。
奥野先生の治療は、弟が肘・手首の痛みがあり、カテーテル治療をうけ経過も改善がみえたのでやって損はないなと思って、カテーテル治療をうけました。
鼠径部から入れたので、いつの間にかカテーテルが入っている感じで痛みは感じなかったです。
造影剤いれるときは熱さを感じましたが、1時間もかからなった。長い感じは記憶としてはなかったです。

ーカテーテル治療受けた後


佐藤

2週間後ぐらいで膝の感覚は、よくなりました。
違和感が1か月ぐらい残りましたが、2~3か月ぐらいで全くなくなりました。
カテーテル治療後1週間は、お休みしました。
その後は、もともと走ることは問題なかったので、ハードルを飛ばない形でトレーニングを再開しました。
ハードルに関しては、歩きながら跳ぶところから始め、痛みを感じないか確認しながら、徐々にトレーニングに取り入れていきました。
最終的に1か月後には、ハードルを飛ぶ練習は再開できていました。

痛めてから時間は経っていたので、治療をうけて違和感がなくなり、再発するような感覚がなくなったのが個人的にはよかったです。
今まで受けてきた治療は、治ってもまた再発してしまう感覚があったのですが、奥野先生の治療で再発のストレスや不安がなくなりました。
6年、7年弱経った今も膝は、大丈夫です。

ー選手としての抱負


佐藤

ここ2~3年は結果が残せていない状態ですが、東京オリンピックを目指して2017年の自己ベスト更新し、全日本のトップで戦えるようにトレーニングを積んでいきたいと思います。


その他のアスリートインタビュー

  • ソフトボール 重石華子選手
    練習を続けるたびに痛みが増す左手首
    インタビューを見る
  • ハンドボール 後藤大慧選手
    ケガとは違う長引く膝の痛み
    インタビューを見る
  • プロテニスプレーヤー 荒川晴菜選手
    繰り返す足(足首・くるぶし付近)の痛み
    インタビューを見る
  • プロゴルファー 澤田知佳選手
    グリップを握ることができないほどの手首の痛み
    インタビューを見る
  • ソフトボール 山本優選手
    オリンピック金メダルの裏側にあった、自分にしかわからない痛み
    インタビューを見る
  • バスケットボール ローヤシン選手
    病院で異常なところは何もないと言われ続けた膝の痛み
    インタビューを見る
  • 車いすバスケットボール 藤本怜央選手
    顔を洗うのも手が届かないほどの肘の痛み
    インタビューを見る
  • フットサル 船越弘幸選手
    20年間の膝の痛みが、たった2か月でなくなった
    インタビューを見る
  • 体操 土橋ココ選手
    練習でジャンプもできなかった足首の痛み
    インタビューを見る
  • バレーボール 三橋聡恵選手
    日常生活もままならなかった、股関節の激しい痛み
    インタビューを見る
ページ上部へ
初診ご予約 メール事前相談
お問い合わせ